どんな種類があるのか



インプラントは全て同じではありません。
自動車と言っても、国産、外車とあるように、いろいろな国や会社で作っています。
それら全てで共通してるのは、チタンで出来てることくらいですね。

インプラントは、国産でも外国のメーカーでも、性能的な差は殆どありません。
ただ、外国の方が先に治療に使われだしたので、治療データが豊富にあります。
数十年間のデータがあるものと、まだ数年しか使われていないものでは、何かのトラブルが発生した時に対応できるかどうかの問題が残ります。

数十年も作り続けてるメーカーは、この先も使い続けられるでしょうし、新しい会社は、その会社がいつまであるのか分かりません。
インプラントは、メーカーが違うとメンテナンスや修理が困難です。
自分が入れてもらったインプラントがどこのメーカーのものなのか教えてもらっておいてください。

機能的な話であれば、インプラントは二種類存在します。
HAタイプとNonHAタイプです。

HAというのは、ハイドロキシアパタイトと呼ばれる物質をインプラント表面にコーティングしています。
このハイドロキシアパタイト膜(HA)が生体の治癒を促進し、骨との結合を早期に行なってくれるのです。

HAが無いタイプは、チタンの表面を機械的な加工により、生体との結合を促しています。

臨床成績はどちらも変わりませんが、骨との結合はHAタイプの方が早く行なわれます。
また、状況が悪い場合でも、HAはくっついてくれるようです。

デメリットとしては、HAの方が価格が高いこと、細菌感染を起こしやすいこと、骨とインプラントの結合が起こる前にHA膜の吸収が起こることなどがあります。

photo by: molotalk

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