いよいよ歯が入る



歯を失ってインプラントで回復する場合、注意しておくべきことがあります。

インプラントを入れたら歯が出来ると思っていますが、そうではありません。
インプラントとは、骨の中に入ってる金属(チタン)の部分だけです。
つまり上に入る歯は含まれません。
ここはよく勘違いされています。
手術して、インプラントが入ったらすぐに咬めると思ってる人も多いですね。
スポーツ選手が肘や膝の手術をして、すぐに走ったり投げたり出来るでしょうか。
手術が終わったら、厳しいリハビリが始まります。
それと同じで、インプラントも手術が終わったら、まずは治癒期間が必要です。
完全に骨とくっつくのを待つのです。それから再検査を行ないます。
この間、歯はありません。口の中にはまだ何も出来てないのです。

再検査で骨とインプラントが融合してるのが確認できたら、2度目の手術です。
これはインプラントの一部を口の中に見えるようにするものです。
それが終わったら、見えてるインプラントの頭に歯をつける作業に入ります。
ここでようやく歯が出来てくるのですね。

でも、いきなり歯を入れるわけにはいきません。まずは仮歯です。
これで咬んでも大丈夫なのかチェックします。
インプラントが骨と融合してるのかどうかは、この段階でも調べます。
咬んでも痛くなく、動いたりしなければ、いよいよ最終の歯が入るのです。
ここまで最短でも2ヶ月かかります。
歯を失うのは一瞬ですが、作るのは時間が必要ですよね。

photo by: John Morton

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