咬めた・・・、けど?



大変な思いをして、インプラントの手術と処置が終わりました。
全てが完了し、いよいよ新しい歯で生活する時が来ましたね。
多分、一番楽しみなのは食事ではないでしょうか。
今まで入れ歯だったり、歯が無くて咬めなかったのですから、しっかりと咬んで食事をしようと思ってるはずです。

では実際に食べてみた感想はいかがですか。
多分、何かしら違和感を感じてるのではないでしょうか。

すぐに慣れてしまう場合も多いのですが、やはりしばらくは変な感じが残ります。
その原因は、歯を支えている骨と直接にくっついてる事で起こる、脳への刺激の変化です。

人間の歯は、歯根膜で骨とつながっています。
これはクッションの役割もしているので、硬いものを咬んだときの衝撃が直接に脳へ届かないようにしています。
しかしインプラントは骨とくっついてる金属です。
咬んだときの衝撃は、直接に脳へと響きます。
この感覚が変な違和感をもたらすのです。

咬む刺激と言うのは、脳への適度な信号ですので、ボケ防止にもなります。
しかしその刺激は、ごつんごつんとしたものではなく、こんこんと軽く響く程度のものです。
インプラントで咬んだときの衝撃は、頭の骨をかなづちで叩くような感じになります。

その違和感には慣れるまで時間がかかるでしょう。
インプラントの処置が終わった後で話を聞くと、多くの人がこの違和感を訴えます。
人工的な歯根膜の開発も行なわれていますが、人間の歯と全く同じ機能を持つものが出来るのはしばらく時間がかかりそうです。

photo by: memsahib 313

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

タグ

トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

コメントをどうぞ

CAPTCHA


このページの先頭へ