診断してもらいましょう

もしインプラントという選択肢を選んだ場合、本当に行なえるかどうかの診断が必要です。
医者の立場からすると、健康で歯並びの良い人ほど処置を行ないやすいのですが、そんな人はインプラントを入れる必要がありません。
何か問題があるからインプラントが必要なのです。
ですので、まずは診断です。

口の中を見ます。歯の抜けたところを詳細に調べます。
骨の厚み、高さ、穴が空いたりへこんだりしていないかどうか。
かみ合わせた時に反対の歯がどこまで咬みこんでくるか、歯並びはどうか、
そこに歯を入れた時に動きを邪魔するものはないか、
レントゲンで骨の状態を確認して、インプラントを入れるだけの骨があるかどうかを見ます。

それと全身の状態です。
既往歴を最も重視します。
高血圧、糖尿病、心臓疾患、脳血管障害の有無、そのほかの内臓系疾患、服用中の薬剤、女性なら妊娠可能性など。

歯のレントゲン写真。しみる箇所は異常無し。反対側の左下に虫歯 。

これ以外にもまだあるのですが、インプラントを行なうにあたって、問題となることが無いかどうかを調べます。
インプラントを行なえない人は極限られています。殆どの人が行えるのですが、病気や体質で出来ない人も中にはいます。

ちなみに年齢はまず関係ありません。80歳を過ぎてもインプラント処置を行なってる人はいます。
全身状態に問題がなければ、あとは骨の状態だけです。
どうしても骨が薄い場合はCT撮影を行い、厚みのある場所が無いか探します。
それでも骨が薄い場合は、骨を作る処置も必要です。

それで異常が無ければ、肉体的な否定条件はなくなります。

photo by: ivva

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