歯が入ったら定期健診へ
やっと全ての処置が終わりましたね。
新しい歯の調子はいかがですか。
上手く咬めますか。発音やかみ合わせに問題はありませんか。
新しく歯を入れて、まずは1週間様子を見ます。
歯並び、かみ合わせ、発音、咀嚼、使っていて変なところが無いか注意して起きましょう。
次に診療所へ行った時に先生に話をします。
これで問題がなければ、あとは定期健診になります。
最初は2、3ヶ月に一回くらいのペースですが、そのうちもう少し開くかもしれません。
これは先生の考えや、患者さんの口の中の状況によって変わります。
インプラントの歯は、自分の歯と違うので、強く磨いたりしてはいけません。
歯ぐきとの境目が弱いので、専用の歯ブラシか、歯周病用の柔らかい歯ブラシでやさしく磨きます。
インプラントの弱点は炎症です。汚れを残していると、すぐに歯ぐきが赤く腫れて炎症をおこしてきます。
軽いうちはすぐに治りますが、骨とくっついてる部分にまで炎症が波及すると、インプラントが駄目になってしまいます。
自分の歯よりも注意して磨いて下さい。糸ようじは厳禁です。
歯間ブラシはぜひ使いましょう。歯と歯の間の汚れを落とすのにとても便利です。
磨き方は、最初は指導を受けてください。
衛生士が磨き方を教えてくれます。
上手に汚れを落とせなくても、殺菌剤やうがい薬を併用して使えば、細菌感染を予防できます。
インプラントは、自分の歯と同じように使えますが、人工物なので、完全ではありません。
その弱いところと利点をきちんと把握して付き合っていくようにしてください。
長く使ってる方は、20年以上もインプラントで食事をしています。
定期健診を忘れずに受けましょう。
タグ
2014年11月30日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:インプラント治療の流れ
骨にくっついたら二度目の処置
ここから2次オペに入ります。
これはインプラントの頭を、口の中に見えるようにする手術です。
完全に歯ぐきの中に埋もれているインプラントが見えるように、歯茎の一部を切りとり、穴を開けます。
切り取ると言っても、せいぜい4mmくらいです。
すると、インプラントの頭が見えて、穴が開いています。
この中に専用の器具を入れてネジを締めます。
なんとなく、金属製の歯が入ったような風に見えてきます。
これで新しい歯を入れる準備が整いました。
この前に、穴を開けた歯ぐきの治癒を待つ場合もあります。
金属の芯が見えたら、あとは普通の歯の治療と似ています。
口の中の型取りを行い、最終の歯を作るための模型を作ります。
これを技工所に送って、歯を作ってもらうのですね。
インプラントの良いところは、上に入れる歯を選べることです。
インプラントの処置を望む人は、とにかく歯を入れて咬めれば良いと言う人と、せっかく歯を入れるなら白い歯にしたいと言う人に分かれます。
ですので、最終に入れる歯を銀歯にする人もいますし、セラミックにする人もいます。
どちらでも手順は変わりません。
型を取って、歯を作って、入れるだけです。
この期間は、仮歯を入れてるかもしれませんが、それによって最終の歯の形と大きさを決めるためのテストを行なうこともあります。
失った歯の数が多ければ、それだけ複雑な処置になりますし、一本であればすぐに終わります。
どんな形、どんな歯並びになるのか分からないので、仮歯の間にだいたいの形を決めてしまうのです。
これで問題が無さそうなら最終の歯の形を決定します。
タグ
2014年10月29日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:インプラント治療の流れ
再検査をします
治療後、治癒期間の終わりごろに再検査を行ないます。
この検査は、埋入したインプラントが骨とくっついたのかどうかを調べるためです。
まずはレントゲンを撮影します。これでだいたいは分かりますね。
先生にレントゲンを見せて貰って説明を受けると思いますが、インプラントが骨の中にあるのが映ってると思います。
そのインプラントを拡大すると、周囲にうっすらと黒い線が見えます。
歯でもおなじなのですが、周囲に少しだけ黒い線があります。
これは歯根膜の部分で、わずかですが骨が無いのです。
インプラントでは骨とくっつきますから、黒い線は極力薄いほうが良いのです。
インプラント手術が終わった直後と見比べて、黒い線が薄くなっていれば、骨とくっついてると言えるでしょう。
あとは口の中を調べます。
傷口が開いてないかどうか、インプラントの頭が見えてる場合もありますが、それは問題ではありません。
もし、インプラントの部分から歯ぐきが炎症を起こしていたり、膿が出ていたりすれば要注意です。
内部で炎症を起こしています。これは失敗の可能性が高いのです。
抗生物質を呑んで炎症を抑えますが、インプラントの周囲が感染を起こすと、骨とはつかなくなります。
器具でインプラントを押さえて動かし、動揺が無いか調べます。
周囲の骨や歯ぐきに痛み、腫れ、熱が無いかどうか見ます。
以上で問題が発見されなければ、いよいよインプラントを見えるようにする手術に入ります。
タグ
2014年9月29日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:インプラント治療の流れ