80歳で20本の歯を残そう



日本歯科医師会が提唱してる、8020運動をご存知ですか。
これは、80歳になったときに20本以上の歯を残すようにしましょうと言う運動です。
なぜ80歳で20本なんでしょうか。

実は、統計があります。
80歳以上の高齢者で、20本以上の歯を持ってる人は、病気やボケが少なく、健康であるという結果があります。
同じ80歳でも、歯が無くて入れ歯の人は、何らかの病気を持っていたり、脳の働きが衰えてる人が多いそうです。

歯がしっかりと残って食事が出来れば、咀嚼を通じて内蔵の働きを助けてくれます。
内臓に負担がかからないので、いつまでも健康で長生きできると言う事ですね。
また、適度な咀嚼のリズムは脳を活性化し、刺激を与えてくれるので、ボケの防止につながります。
ご飯を良く咬んで食べるのは、内蔵を助けるだけでなく、脳に対しても若さを保つ秘訣なのです。

若いうちから予防しておかないと、80歳まで歯を残すのは大変だと思うでしょう。
ですが、予防をしっかりと行なえば、それほど難しいことはありません。
まず定期的に歯医者で検査を受けます。これは人間ドックと同じ考えですね。
早めに異常を察知してケアをすれば、未然に虫歯を防ぐことが出来ます。
また、歯周病は完治が難しいので、定期的な処置が欠かせません。
歯を失わないようにするには、上手に歯医者と付き合っていくことが大事です。

すでに歯を失っていても大丈夫。ブリッジや入れ歯以外に歯を回復する方法があります。
インプラントで、失った歯を再現すれば、また元のように咬む事が出きるのです。

諦めないで、まずは歯医者さんで相談しましょう。

photo by: artisrams

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2012年2月21日 | コメント/トラックバック(0) |

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かみ合わせは脳に影響する



皆さんは歯をしっかりと噛み締めることが出来ますか。
身体が健康でも、歯の咬みあわせが悪いと内臓にも悪影響が出ます。
歯をかみ締める力と言うのは、男性の場合は自分の体重と同じ力で咬みます。
だいたい60kgから70kgですね。女性も40kgくらいでは咬んでいます。
その力を受けるのが、6歳臼歯と呼ばれる、奥から2番目の歯です。

乳歯から永久歯に生え変わるとき、最初に出てくるのがこの6歳臼歯です。
身体が成長して、咬む力が強くなると出てくるのですね。
それから前歯が出ます。
6歳臼歯は、力が一番かかるところですから、その力が顎を伝わって脳に届きます。
前歯は食べるものの硬さを測るセンサーの役割をしています。
この二つの歯が最初に出てくることで、食事のときの感覚が養われます。
それと同時に脳に対して咬む刺激を伝えるのです。

この刺激が脳を活性化し、情緒や知性を育てる手助けをすると言われています。

新しく永久歯が出てきたとき、その歯をしっかりと守ってあげないと、すぐに虫歯で失ってしまいます。
早期に歯を失った子と、きちんと永久歯が揃っている子では、学力にも差があるそうですよ。

自分のことではなく、子供の歯を守るためにも、永久歯を守り、歯並びを整えることは重要です。
もし、歯を虫歯などで失った場合、すぐに代わりのものを入れるようにしましょう。
歯並びが悪くなるだけでなく、全身に影響が出ないようにするためです。

photo by: kcxd

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2012年2月8日 | コメント/トラックバック(0) |

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