全身の健康と歯



歯というのは、消化器官の入り口にあります。
一番の仕事は食物を咬んで小さく砕き、飲み込みやすい大きさにすることです。
ですが、それ以外にもいろんな仕事をしています。

まず、人は食事のときに目で食物の種類を判別します。
色や形で、これはどんな材料なのかを見てるのです。
それからにおいを感じて、安全だと理解してから口に入れます。

口の中に入った食事はまず舌に触れます。味や温度を感じるのです。
それから歯が触れて硬さを感じます。
今はあまりありませんが、昔はご飯の中に小石が入っていたりすることがありました。
知らずに咬むと、がりっと砕いてしまってびっくりしますよね。

人はご飯のような柔らかいものは、無意識に奥歯で噛み締めるのです。それはすりつぶすためです。
ですので、小石が入ってるのをしらずにご飯を咬むと、奥歯でつぶしてしまいます。

硬く繊維質のものは奥歯でつぶし、ジャガイモのようなものは前歯でも噛み切ります。
食物を適度な大きさになるまで咬み、唾液と混ざりやすいようにします。
唾液は消化液の一種ですので、でんぷんを溶かします。
ここで充分に唾液が混ざることで胃の中に落ちた食物は消化を早く行なえます。

歯は食物の硬さを感じ、適度な大きさにして唾液と混ざりやすくします。
その結果、消化を助ける働きをしています。

photo by: Shezamm
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2012年1月24日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:人の歯の話

歯が無くなるとどうなる



人間には大人で28本の歯があります。
親知らずを入れたら最大で32本です。
それ以上の数を持ってる人もたまにいますが、機能的な役割はありません。

人の歯の数は、なぜこれだけあるのでしょう。
他の動物ではもっと多いものもいますし、逆に少ないものもいます。
歯の数は、生物の食事と大きく関係してます。

肉食動物は肉を食べます。しかも生です。
生肉と言うのは繊維が多く、噛み千切るのは難しいものです。
包丁で繊維を切断しなくては、人間には噛み切れません。
そこでとがった歯、かみそりのように切れる歯が肉食動物には備わっています。

草食動物は、硬い植物をすりつぶして飲み込みます。
牛などは臼のような平たい歯が発達していて、細かくすりつぶした植物を飲み込めるようになっています。

人間は雑食です。肉も野菜も食べます。
ですので、とがった歯とすりつぶせる歯の両方を持っています。
それぞれ機能が違うのですね。

もし一本でも歯を失うと、咀嚼の機能は大きく下がります。
一番大事な6歳臼歯を失うと、咬む力は60%以上も低下すると言われています。
しかも、歯が無くなると、他の歯も移動して傾いたりします。
たった一本の喪失が全部の歯に影響するのですね。

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2012年1月10日 | コメント/トラックバック(0) |

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