全身の健康と歯



歯というのは、消化器官の入り口にあります。
一番の仕事は食物を咬んで小さく砕き、飲み込みやすい大きさにすることです。
ですが、それ以外にもいろんな仕事をしています。

まず、人は食事のときに目で食物の種類を判別します。
色や形で、これはどんな材料なのかを見てるのです。
それからにおいを感じて、安全だと理解してから口に入れます。

口の中に入った食事はまず舌に触れます。味や温度を感じるのです。
それから歯が触れて硬さを感じます。
今はあまりありませんが、昔はご飯の中に小石が入っていたりすることがありました。
知らずに咬むと、がりっと砕いてしまってびっくりしますよね。

人はご飯のような柔らかいものは、無意識に奥歯で噛み締めるのです。それはすりつぶすためです。
ですので、小石が入ってるのをしらずにご飯を咬むと、奥歯でつぶしてしまいます。

硬く繊維質のものは奥歯でつぶし、ジャガイモのようなものは前歯でも噛み切ります。
食物を適度な大きさになるまで咬み、唾液と混ざりやすいようにします。
唾液は消化液の一種ですので、でんぷんを溶かします。
ここで充分に唾液が混ざることで胃の中に落ちた食物は消化を早く行なえます。

歯は食物の硬さを感じ、適度な大きさにして唾液と混ざりやすくします。
その結果、消化を助ける働きをしています。

photo by: Shezamm

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2012年1月24日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:人の歯の話

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