たかが虫歯、されど虫歯



虫歯って嫌ですよね。殆どの人が経験を持ってるのではないでしょうか。
ずきずきと痛む歯を感じて、おかしいなと思ったら、歯医者さんで治療を受けなくてはいけません。
最初のころは、少し冷たい水が染みる程度だったのに、だんだん痛みがひどくなってくる。
鎮痛薬でごまかすのも限界になると、歯医者に飛び込んで治療を受けることになります。

このころにはすでに手遅れで、痛みを感じる神経を取らなくてはいけない場合が多いですね。
麻酔をして、痛みを消してから神経を取ります。
とりあえず、それで痛みはなくなりますが、それで全てが終わったわけではありません。
歯の神経を抜くと、歯は死んでしまいます。
言い方が少々きついですが、神経の生きてる歯というのは、丈夫に出来ています。
少々の力がかかっても折れませんし、痛みを感じる事で歯を守っています。
過度な力が加わると、歯は悲鳴を上げますよ。おもいきり奥歯で物を咬むと、これ以上咬め無いと言う所で痛くなりませんか。
これは、それ以上咬むと歯が割れるという信号なのです。

神経を取ると、その信号が分からなくなります。
良く勘違いされるのですが、神経を取って痛みを感じなくなった歯は、虫歯にならないと思ってる人もいます。
それは間違いです。
神経を取っても歯には変わりありません。虫歯にはなります。
むしろ、神経の生きてる歯よりも虫歯になりやすいのです。

神経の無い歯は、痛みを感じませんから、虫歯が深く進行しても、ひびが入っても全く分からないのです。
こうなると、後は抜歯まで時間の問題になります。
だからと言って痛みを感じてる神経を残すのは本末転倒です。
痛くてどうしようもない時は神経を取るしかありません。あとは、しっかりと手入れをして、定期健診で虫歯ができないようにケアをしていくようにするのです。

治療の痛みより、その後のトラブルを考えれば、絶対に虫歯は放置してはいけませんよ。

photo by: yopuz

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2012年3月26日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:人の歯の話

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