昔はいろんな材質がありました
今でこそ、チタンを利用したインプラントが主流ですが、昔はいろいろな材質が出回りました。
セラミックで出来たインプラントも一時期はやりましたが、強度の問題もあってすぐに消えてしまいましたね。
インプラントは歯を失った人には福音となっていますが、まだその恩恵を受けられない人がいます。
金属アレルギーの問題は、最近クローズアップされるようになってきました。
歯科で利用される金属には、銀、水銀、スズ、金、パラジウムというものがあります。
それ以外にもニッケル、コバルト、銅も使われます。
これらの金属に対してアレルギーを持ってる人は、チタンにも反応することがあるのです。
チタンは生体とつながる性質がありますが、アレルギーのある人には無理です。
ですので、このような人にはインプラント治療を行なうことが出来ません。
しかし最近になってこの問題を解消出来るかもしれない方法が見つかりました。
ジルコニアという材料があります。
キュービックジルコニアというと、ダイヤモンドのフェイクとして有名ですが、材質は全く同じものです。
人工ダイヤとして宝飾に使われていますね。
これが歯科の分野でも使われだしています。
非常に硬いので、セラミックの代わりに白い歯として利用されています。
このジルコニアだけで出来たインプラントがドイツで開発されたのです。
臨床試験も終わって、実際に利用されてるようですが、国内ではまだ手がけてる先生が殆どいません。
今後はアレルギーの問題で、このような材質のインプラントも出てくるでしょうね。
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2012年6月3日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:インプラントとは