総入れ歯なんですけど
インプラントを埋めるとき、何本入れるのかは決まりがあります。
応力計算で考えると、失った歯の部分に対応した数を入れます。
1本失えば1本のインプラントを入れます。2本なら2本です。
では3本ではどうでしょう。
これは3本の場合と2本で済む場合があります。
4本、5本と増えてくると、逆にインプラントは少なくなっていきます。
1本のインプラントで2本の力を支ええることが出来るからです。
では総入れ歯の人にインプラントを入れる場合、最低何本が必要でしょうか。
4本あれば出来る方法があります。オールオンフォーと呼ばれる手法です。
顎の骨の丈夫なところに4本の長いインプラントを埋め込み、それに入れ歯を連結するのです。
骨とつながった入れ歯は、自分の歯と同じように咬む事が出来るようになります。
入れ歯を使ってはいますが、これでも立派なインプラントの処置なのです。
どうしても入れ歯が嫌だと言う場合は、やはり8本から10本のインプラントを入れなくてはいけません。
費用的にはオールオンフォーのほうが安く済みますが、完全な回復とはいえないので、入れ歯が嫌な人には出来ませんね。
オールオンフォーは技術的に難しい部分があるので、かなりの熟練の先生にお願いすることになります。
インプラントは骨に入れますので、充分な量の骨が無ければ、たとえオールオンフォーでも出来ないことはあります。
その場合は、まず骨を人工的に増やしてから行ないます。
このような術前処置も、難しい技術ですので、やはり専門医でお願いするのが良いでしょうね。
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2012年7月4日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:インプラントとは