最新情報
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- 歯が入ったら定期健診へ
- 2014年10月29日インプラント治療の流れ
- 骨にくっついたら二度目の処置
- 2014年9月29日インプラント治療の流れ
- 再検査をします
- 2014年8月27日インプラント治療の流れ
- しばらくお休みですね
- 2014年7月25日インプラント治療の流れ
- 手術が終わったら
まずはお話ですね
歯医者さんからインプラントの説明をいきなりされて、全部理解する人はまずいません。
何を言ってるのか分からないままに話が終わります。
”それで、インプラントの処置を行ないますか?”
と聞かれ、断れずに同意してしまいます。
あとで高額の治療費を聞かされてびっくりしたと言うこともあるようですね。
ドクターの説明が分からない場合や、意味が不明なところは聞き返すようにしましょう。
だって、治療を受けるのは患者です。何をされるのかしっかり分からないままにされるのは嫌でしょう。
特にインプラントは高額な自費治療ですし、治療期間も長くなります。
充分に納得できるまで話を聞くことです。
話を聞くポイントは、
なぜその治療が必要なのか、行なわなければどうなるのか、別の方法は無いのか、
治療期間はどのくらいか、治療費はいくらなのか、支払いは分割、一括なのか、
処置を行なうのは誰か、どのくらいの経験があるのか、後日に別途で費用はかかるか、
治療が上手くいかなかったらどうなるのか、返金はあるのか、保証はあるか、
だいたいこれくらいを聞くようにしましょう。
これにすらすらと答えられない場合は、考えたほうが良いです。
医療行為は患者さんと医者の信頼関係ですから、全ての情報を聞かせてもらいましょう。
それから判断すれば良いのです。別に断ったからと言って気まずくなることはありません。
そんなことで気分を悪くするような歯医者には行かないようにするべきですね。
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2014年2月13日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:インプラント治療の流れ
自分の歯ではありません
インプラントの手術が終わり、治癒期間も過ぎて新しい歯が入ったとき、違和感を覚える方が多くいらっしゃいます。
何が違うといわれても答えに困るのですが、以前の自分の歯で咬んだ感触と違うので戸惑うのです。
人間の歯は、骨に埋まっていますが、直接くっついてるわけではありません。
骨と歯の間には、0.2mmくらいの薄い膜があります。これを歯根膜といいます。
歯根膜は歯にとって非常に重要な役割をしています。
咬むという行為を行なうとき、歯は敏感なセンサー、感知器となっています。
ためしに前歯で硬いものを咬もうとしてください。途中で口が閉じられなくなるはずです。
これは前歯にある歯根膜が、咬む圧力を感じて脳に信号を送ります。
その信号を受け取った脳は、”これ以上の力で咬むと歯が折れるので力を入れないように”との信号を出して顎の筋肉にストップをかけるのです。
歯根膜は、ものを咬んだときの圧力や咬む力をコントロールするための信号を出す働きをしています。
歯周病になると、この歯根膜が破壊されてしまうので、歯がグラグラと動いて、最後に抜けてしまいます。
インプラントには歯根膜がありません。
チタンの根は、骨と直接についています。
インプラントの入った歯で咬むと、圧力を伝える神経が無いので、人は無意識に強い力を入れて咬んでしまいます。
感知器のストップが無いので、全力で咬んでしまうのですね。
この力はとても強く、大人で80kgとかの力を出すことがあるそうです。
インプラントはチタン製ですので壊れることはありませんが、そのインプラントと歯を接合してるのは小さなネジです。
このネジが咬む力に耐え切れずに折れてしまう事故が時々起こります。
それは歯根膜が無いために起こるのです。
咬んだときの感触が自分の歯と違う理由は、この歯根膜の存在です。
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2013年1月11日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:インプラント処置の中身
咬めた・・・、けど?
大変な思いをして、インプラントの手術と処置が終わりました。
全てが完了し、いよいよ新しい歯で生活する時が来ましたね。
多分、一番楽しみなのは食事ではないでしょうか。
今まで入れ歯だったり、歯が無くて咬めなかったのですから、しっかりと咬んで食事をしようと思ってるはずです。
では実際に食べてみた感想はいかがですか。
多分、何かしら違和感を感じてるのではないでしょうか。
すぐに慣れてしまう場合も多いのですが、やはりしばらくは変な感じが残ります。
その原因は、歯を支えている骨と直接にくっついてる事で起こる、脳への刺激の変化です。
人間の歯は、歯根膜で骨とつながっています。
これはクッションの役割もしているので、硬いものを咬んだときの衝撃が直接に脳へ届かないようにしています。
しかしインプラントは骨とくっついてる金属です。
咬んだときの衝撃は、直接に脳へと響きます。
この感覚が変な違和感をもたらすのです。
咬む刺激と言うのは、脳への適度な信号ですので、ボケ防止にもなります。
しかしその刺激は、ごつんごつんとしたものではなく、こんこんと軽く響く程度のものです。
インプラントで咬んだときの衝撃は、頭の骨をかなづちで叩くような感じになります。
その違和感には慣れるまで時間がかかるでしょう。
インプラントの処置が終わった後で話を聞くと、多くの人がこの違和感を訴えます。
人工的な歯根膜の開発も行なわれていますが、人間の歯と全く同じ機能を持つものが出来るのはしばらく時間がかかりそうです。
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2012年12月26日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:インプラント処置の中身